
店名に偽りなし──「上質な菓子作りを志すケーキ屋さん」
PATISSERIE RAFFINÉ(パティスリー・ラフィネ)の店主の志に、深く感動しました。
久留米に住んで一年。
そろそろアメリカに戻ろうかと考えはじめていた矢先、 妻の誕生日に、彼女のリクエストで訪れたのがこの「Raffiné pâtisserie」でした。
久留米は妻の地元。
私にとっては、どこまでも田園が広がる、言葉を選べば“のどかな町”。
正直、景色にも暮らしにも、少し飽きが来ていたところでした。
そんな私を察してか、妻はこの田舎町の裏路地にある小さなケーキ屋さんへと誘ってくれたのです。
妻は小さなチョコレートケーキを選び、 私はショーケースの中で、ひときわ静かに佇む「フロマージュケーキ」に目を奪われました。
店名がフランス語で“上質”を意味するのなら、これは間違いなく食べるべきだ―― そう直感しました。
すべてを食べ終えるころには、思わず涙が出ていました。
これは、「フロマージュ・クリュ(生のチーズケーキ)」。
マスカルポーネを贅沢に使い、空気を抱き込ませるように仕上げた、 ふわりとほどける“焼かない”チーズケーキです。
しかも、ただ軽やかなだけでは終わりません。
下層にはビスケット生地。
その中央には、そっと“湿らせたスポンジ”が忍ばせてあり、 全体はダブルではなく、トリプル構造。
さらに、ケーキの上にはクリスタルジェルが静かにあしらわれていて、 その“ひとてま”に、職人の丁寧な誠実さを感じました。
「どこにいても、ちゃんと“仕事”をしている人はいる。」
気づけば、そんな思いが胸に広がり、涙がこぼれました。
私の実家は、東京・吉祥寺の和菓子屋です。
若い頃はパティシエを志していた時期もありました。
今は寿司職人として「和の技」に向き合う日々ですが、 そんな私が、このケーキには“職人の魂”を感じたのです。
中野にある有名店「ロートンヌ」で感じたあの感覚―― 心がふわりと踊るような、ケーキを前にした高揚感が、よみがえってきました。
正直、このケーキの素晴らしさをわかる人が、 久留米にどれほどいるのだろう……
そう思った自分に、少し驕りがあったのかもしれません。
でも、この町にこのケーキ屋があること。
それだけで、なんだか少し救われた気がしました。
ぜひ、記念日でなくても、この店に足を運んでみてください。
あれこれ買わなくても大丈夫。
ただ一つ、「フロマージュ・クリュ」だけを目当てに。
ショーケースに並ぶケーキの中で、そっと佇むその一品を、
どうか選んでみてください。
その理由は――食べれば、きっとわかります。
「久留米のパティスリー ラフィネの場所は?絶品ケーキの名店」
🔹久留米『パティスリー ラフィネ』の店舗情報
📍店名:パティスリー ラフィネ そうなんですよね。パティスリー ラフィネは西側に入り口があるため、入り口とショーウィンドーには西陽を避けるために、カーテンがされています。 1番人気は全面がブラックチョコレートでコーティングされている『ラフィネ』だそうです。 停めやすいけど、少しわかりづらいです。 フロマージュ・クリュを作る上で欠かせないのが、マスカルポーネ
🍰 商品名:フロマージュ・クリュ
🏠 住所:〒830-0032 福岡県久留米市東町31-17
📞 電話:0942-27-7600
🕙 営業時間:10:00〜19:00(定休日:水曜)
🚗 駐車場:あり(2台)
🚉 最寄駅:西鉄久留米駅から徒歩5分
💳 支払方法:現金/クレジットカード/PayPay
🌐 公式サイト:https://www.instagram.com/patisserie_raffine2021/
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入り口もカーテンをするくらい、特に夕方には前面がカーテンで閉まっているので、お店がお休みと見間違えます。
定休日は水曜日です。
今回このブログで紹介している「フロマージュ・クリュ(生のチーズケーキ)」は2位だそうです。
お店の裏手にあります。
[冷蔵] イタリア ザネッティ マスカルポーネ 500g
マスカルポーネチーズの代表格が、上のザネッティと下の

Galbani(ガルバーニ) マスカルポーネ 500g
マスカルポーネは、イタリア原産のフレッシュチーズの一種で、クリーミーで滑らかな食感が特徴です。脂肪分が高く、酸味が少ないため、コクのある甘みが楽しめます。チーズというよりは生クリームに近い。
ティラミスなどのデザートに使われることが多い
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